絵本の最近のブログ記事

震災と絵本

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少し前のことになりますが、「情熱大陸」という番組で、
絵本作家の長谷川義史さんが取り上げられていました。


長谷川義史さんといえば、独特のタッチで描かれる絵とストーリーが人気で、
私が大好きな作家さんの一人です。


情報教育研究所の「かもめ文庫」推奨絵本の中にも、
長谷川義史さんの「ぼくがラーメンたべてるとき」が入っています。


番組は、長谷川さんが東日本大震災以降、ご自身の無力さに悩まれ、
苦しんでみえる姿を映していました。


長谷川さんは、悩みを抱えたまま、以前訪れたことのある石巻市の小学校を訪ねます。
まだ未発表の新しい絵本を携えて。


その絵本(「ラーメンちゃん」)をご自身で初めて子どもたちの前で読みます。
読む前の緊張感、聞いてる子どもたちの笑い声と笑顔、
それを見た時の長谷川さんの本当に嬉しそうな表情。

テレビのこちら側の私にも、彼の嬉しさが伝わり、思わず涙がこぼれてしまいました。

 

震災の後、子どもたちの心のケアが必要、という言葉を度々耳にします。

もちろん必要なことだと思いますが、そんなに気負わなくても、一緒に楽しむこと、
それだけで充分なのかもしれないな、などと、絵本寄付をしている一団体の者として感じました。

「子どもたちGO!」長谷川さんのメッセージが、強く心に残っています。

七夕に親子で読む絵本

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今年は、例年よりも梅雨入りが早く、主婦としては、洗濯に憂慮するこの頃ですが、

皆様は、いかがお過ごしでしょうか?

と言いつつ、もうすぐ七月・・

私がボランティアをしている高浜市の「家庭的保育事業」の託児所では、

数日前から、七夕の飾り付けが始まったようです。

昨日、ボランティアに行くと、

部屋に大きな笹が飾られ、笹の葉に和紙で作った子供達の願い事の短冊が結ばれています。

「早くオムツが取れますように・・・」

「おもちゃを投げませんように・・・」

「一人でもお昼寝が出来ますように・・・」

「お友達と仲良く遊べますように・・・・」

 

ひとつ、ひとつ、読んでみると微笑ましいものばかりです。

この託児所で預かっているのは、

0歳児から2歳になったばかりの子どもたちなので、

まだ自分でお話はできません。

私たち保育者が、その子への願いを込めて書いた短冊です。

 

もし、この子たち自身がお話できたら、どんな願い事を書くのでしょうか?・・・・

 

では最後に、七夕に親子で読んでもらいたい絵本を一冊、ご紹介します。

おこだでませんように 

くすのき しげのり , 石井 聖岳

 

絵本と子どもの成長

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みなさん、いかがお過ごしですか?

長く暑い夏もやっと終わりを告げてくれたようです。
これから爽やかな秋が一日も長く続いてくれるよう、祈るばかりです。

さて、本題にそろそろ入りますね。

先月から、高浜市の家族・子育て支援養成講座に参加しています。

この講座は、高浜市内3か所の家庭的保育など子育て支援施設に従事する際に
必要な知識と技術を習得するためのものです。

週に一日、九日間に渡り、子育て支援の歴史、乳幼児の栄養面、発達、健康など
様々な面から、子育てに役立つ講義を受けています。


昨日の講座は、「絵本が子どもの発達に果たす役割」
        講師 青山学院女子短期大学 中村柾子先生
でした。

中村先生の講座の中で、私が大変共感を持った内容があったので、
皆さんにも紹介したいと思います。


昔話の絵本の良さについて


昔話は、本来絵本ではなく、長い時間をかけて語り継がれてきたもの。
だから、たとえ絵がなくとも、文を聞いただけで想像できる。
それだけ洗練された、また美しい日本語で出来ている。
子どもたちにもっと昔話を読み聞かせしてほしい。


昔話には、恐いもの、不気味なもの、未知なものが出てくるが、
小さい子どもたちは空想の世界で、それらを体験し乗り越えることを自然に学ぶ。
悪いことをすれば、報いが来るのを知るのも必要。


最近見かける、恐い描写をあいまいしている昔話には、疑問を感じる。


皆さんは、どのように思われたでしょうか?               (ま)

スタジオジブリレイアウト展

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週末、松坂屋名古屋店で開催中の『スタジオジブリ レイアウト展』に行ってきました。
「レイアウト」と呼ばれる、絵コンテの次の段階のスケッチを中心に展示され、
歴代ジブリ映画の誕生までの流れを知ることができます。

そのなかに、1980年代のオフィスが舞台の作品のレイアウトがありました。
白熱電球のデスクライト、おおきな電卓、机に灰皿、など
今日では考えられない仕事場の風景に、とうぜんながら携帯電話もありません。
携帯電話がない景色を知っているから、懐かしいなぁくらいにしか思いませんでしたが、
あと十何年かしたら、携帯がないなんて想像もつかない世代がこれを見ることになるのかな?
それはどんな感覚なのかな?

いまの駅のホームでは、人々が、並んだカモメのように全く同じ仕草で
携帯を広げて見つめていたりします。
ドアやトイレ、水道など手動から自動化する流れをみてきて、
生まれた時から当たり前に自動水栓とか携帯電話がある社会は、
どんなふうに見えるのだろうかと思いました。

スタジオジブリ レイアウト展
http://www.matsuzakaya.co.jp/museum/studio_ghibli/
松坂屋名古屋店(矢場町駅)にて6月13日まで開催中です!

(あ)

ラブ・ユー・フォーエバー

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こんにちは。
皆さん、お元気ですか?

今日は、私のお気に入りの絵本を紹介したいと思います。
『ラブ・ユー・フォーエバー』ロバート マンチ著 乃木 りか翻訳

生まれたばかり赤ちゃんを腕に抱いて、お母さんは毎日、語りかけます。
「わたしの可愛い子、いつまでも愛してるわ。」
やがて子どもは成長し十代になって、親の手に負えなくなっても、
寝入った子どもを抱きしめ、そっとささやきます。
「どんな時でも、生きてる限り、愛してるよ。」
やがて子どもは親になり、この愛情に満ちあふれたフレーズは、
世代を超えて受け継がれていきます。永遠に...(あらすじ)

                                     


私がこの絵本に出会ったのは、ちょうど息子が2歳の頃。
いわゆる第一反抗期に入った時期でした。
子どもに手を焼いていた私も、この絵本に共感し、
不思議な安心感で満たされたものでした。
今でもこの絵本を見ると、子どもを抱きしめた時の柔らかな記憶や
情景がふっとよみがえり、暖かい気持ちに包まれます。


さて、私たちJKKは、子どもたちの心を育む環境づくりの一環として、
絵本を全国の小学校へ贈り届ける活動をしています。(かもめ文庫)

『お互いがお互いを思い合える大人になって欲しい』そんな願いを託して、
子どもたちの心に響く絵本、心を満たす絵本、豊かな心を育てる絵本を
一人でも多くの子どもたちに届けたいと考えています。

皆様もお薦めの絵本がありましたら、是非紹介して下さいね。
http://jkk-org.or.jp/books-donation/join.html(かもめ文庫 絵本紹介)

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