0歳児スマホ問題について考える:情報モラル専門家による対談報告レポート

0歳から考える乳幼児スマホ問題の議論の方向性と論点を整理してみると

田中康平

この問題は、論点が混ざる事が多いと思う。

  • インターネットに繋がってしまうツールを、判断力が育成されていない子供に使わせる事。
  • そもそも与え方が分からないツールを与えてしまっている事。
  • 「スマホ子育てはよくない」という社会的な風潮に関する事。 その辺りが混ざってしまい、話が見え難くなっていく事がある。
松田直子

スマホやタブレットを与える事による身体的な影響などは、医学的な根拠が出ていない事も多い。何をモノサシにしてよいか分からない事を、保護者の方々に考えてらうよりも、例えば「ガラガラ」1つでも赤ちゃんなりに何かを学んでいるだろうし、スマホアプリに触れることで自然と学んでいるはず何かの機会を無くしているのかも知れない。親として「子供と、どう接したら良いのか?」「愛情を、どういう風に受け止めてくれるのか?」といったことを考え直すキッカケと捉える事を提案してはどうだろうか?

永坂武城

「ICTに詳しかったり、使い方を気にしながら生活している」というスマホの活用にある程度の自信を持った層もあれば、「あまり深く考えていない」という層もある。その狭間には「仕方がない時もあるよね」と不安に思いながらも使わせている層もあり、ここが一番多いのではと感じている。この層の保護者の方々に、上手に自信を付けてもらうにはどうしたら良いかという事も、今日話し合えたらと思う。

松田直子

検証ができていない現状でも子育ては進んでいる。何も分からない状況でも、寄り添って考え、提言できる事があるのではないか。

攝待記者

今3つ出てきたと思う。

  • 子育てに関して時間がない。共働きの家庭が増えて、子供と対峙して遊ぶ時間が無くなっているのではないか。
  • 子育ての技が伝承されていない アドバイスをもらえる人などが周囲に居なくなっているのではないか。
  • 社会の目。日本はレストランや電車の中でも子供が騒ぐ事を善しとしない空気があり、ついスマホに頼ることもあるのではないか。「検証できていないから使うな」というのではなく今の現状の中でも、どうすれば良いか?3つの点からも考えていけると思うが、どうだろうか?

 

【座談会当日の意見等のレポート】

  1. 情報モラル専門家による乳幼児スマホ対談メンバーの自己紹介と各参加者の考え
  2. 子育ての中心世代は、情報モラル教育を受けていない
  3. スマホ育児の問題点の提言、そういわれても子育てママの事実は・・・
  4. 0歳児スマホ問題の議論の方向性と論点を整理してみると
  5. スマホ/タブレット時代の「幼児のしつけ」は、どのようにしたら良いのか?
  6. 子育て、しつけの“あるべき姿”とは?モノサシで計れるものなのか?
  7. 不易と流行、子供は変わったのか
  8. 子育てママには、子供と共に成長して欲しいと願う

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