震災で変わるネットの存在と役割

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3月11日私は、北広島の小学校を訪問しました。

小学校から、教育委員会に向かう途中運転している車が揺れました。

その時点では、災害の大きさを知ることはありませんでした。




千歳空港に着いて、慌ただしさに驚きことの重大さを察しました。


羽田行きの飛行機はかろうじてフライトしました。



羽田空港に到着すると、アクセスは不通となっていました。



利用者が缶詰状態になることは想定内であるようで
毛布と非常食が配られましたが、情報はほとんどありませんでした。




結局、私は帰宅難民となり
空港ロビーで段ボールの上で寝ることとなりました(笑)




空港で私がパソコンを広げると
人が集まってくるほどで、皆さん情報を求めています。


集まって来た人から
「ツイッターやってますか?」と聞かれ

アカウントにアクセスをすると情報が溢れています。





ネット検索では見つけられることのできない情報が・・・・・・




駅の混雑状況などがリアルに流れてくる。
コンビニの商品が切れていることから
ファーストフードが閉店していることまで。


これらの情報を通常、検索しても出てくることはないでしょう。

なぜならば、サイトにUPされるような内容でもなければ
リアル性からしてもあり得ない情報なのです。


逆に、ツイッターにもない情報は
ツイッターにつぶやけば、誰かが応えてくれる可能性があります。


「有楽町近辺で今、営業している薬局はありますか?」

こんなつぶやきをすれば、フォロワーの多い人は
高い確率で、その情報を得ることが出来ます。



ツイッターは、どちらかと言えば
"遊び分野"として見られていた部分も多くあります。


勿論、ビジネス的にも効果を上げている例は多々ありますが


むしろ、ツイッターで問題発言をしたり
情報漏洩をしたり、事件まで発展するケースもある中で

ツイッターを批判的に見る人も少なくありません。




しかし、情報の使い方によっては
災害時に、こんなに役に立つツールはないかも知れません。



子どもたちにケータイを与えることを批判する声が多いですが
影の部分ばかりに目を向けずに、光の部分にも目を向けるべきです。



私は決して、子どもにケータイを持たせることを推奨しているのではありません。


情報ツールは使い方によって、光にも影にもなります。
情報ツールが光となる使い方を教えてから持たせることが大切なのです。








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このページは、情報教育研究所が2011年3月22日 12:04に書いたブログ記事です。

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